第110回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会

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多数のご応募をいただきましてありがとうございました。

演題登録方法

下記の募集演題をご確認いただき、「新規登録」ボタンより登録をお願いします。
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主題(シンポジウム、ビデオシンポジウム、ワークショップ)の演者数は、発表者を含めて5名までといたします。演題登録についての注意事項は登録ページに記載いたします。ご不明な点がありましたら第110回日本消化器内視鏡学会近畿支部例会運営事務局までメール(jgeskinki110@sunpla-mcv.com)でお問い合わせください。

すべての発表はPCプレゼンテーションとします。スライド発表はできませんのでご注意ください。

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募集演題

〈シンポジウム〉(公募)
消化管出血に対する内視鏡診療の現況と展望

司会 馬場 重樹(滋賀医科大学医学部附属病院 光学医療診療部)
   林  義人(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)

 消化管出血への対応は消化器内視鏡診療の重要な位置を占める。消化管出血の原因は食道静脈瘤、消化性潰瘍出血、GAVE、OGIB、大腸憩室出血、腫瘍出血、内視鏡治療後出血など多岐にわたる。また、それらに対応する治療もEVL(EBL)、EIS、APC、高周波凝固、ヒートプローブ、HSE、クリッピングなどさまざまな手技が使用可能である。近年、gel immersion endoscopyやOTSC、シングルユースのクリップの普及、高周波装置の改良や新たな止血剤が使用可能となり、治療の選択肢が広がっている。これらの技術や器具を駆使することで効率的な止血が可能となっている。本セッションでは各施設における消化管出血のマネージメントアルゴリズムや治療成績をご紹介いただきたい。また、日常臨床で経験された困難例に対する治療方法、コツや工夫など症例報告なども含めて幅広く演題を受け付けたい。明日からの臨床に有用な演題応募を期待している。

〈シンポジウム〉(公募)
膵疾患に対する内視鏡診療の現況と展望

司会 池浦  司(関西医科大学 内科学第三講座)
   保田 宏明(京都府立医科大学 消化器内科学)

 ERCPやEUSは、昨今の膵疾患の診療において欠かすことのできないモダリティである。膵腫瘍による胆管狭窄に対する質的診断やドレナージにはERCPが広く行われ、膵石や膵管狭窄などの慢性膵炎の合併症にもERCPによる経乳頭的処置がなされている。また、バルーン内視鏡の登場により消化管術後症例においても、膵疾患の精査・治療を目的としたERCPは可能となった。一方、EUSは膵疾患の診断やサーベイランスにおいて必須といえる検査となり、EUS-FNAでは穿刺針の進化に伴い組織診断能が格段に向上し、遺伝子パネル検査などのprecision medicineへと繋がっている。さらには、膵炎後の仮性嚢胞やWON、術後膵液瘻などに対するInterventional EUSの発展もめざましい。本セッションでは、各施設で実践されている膵疾患に対する内視鏡診療の成績、新しい取り組みなど、症例数を問わず幅広い演題応募を期待している。

〈ビデオシンポジウム〉(公募・一部指定)
Best of Endoscopist in Kinkiを目指せ ~ 診断・治療困難例へのアプローチ~

司会 細見 周平(大阪公立大学大学院医学研究科 消化器内科学)
   米田 頼晃(近畿大学医学部 消化器内科)
   塩見 英之(兵庫医科大学 消化器内科(肝胆膵内科))
ファシリテーター
   高橋  悠(関西医科大学附属病院 消化器肝臓内科)
   宇座 徳光(京都大学 消化器内科)

 内視鏡診断・治療は目覚ましい進歩を遂げており診断精度と治療成績は明らかに向上しているが、その一方、診断・治療困難例は存在する。消化管腫瘍の分野では、存在診断・深達度診断困難例、または術後消化管・再発症例など手技的治療困難例を経験する。炎症性消化管疾患の診断においても、内視鏡検査は重要な役割を担うが、感染性・薬剤性の消化管傷害と非特異性炎症性腸疾患など、類似する所見を呈する疾患の鑑別に難渋することも経験する。胆膵内視鏡は多岐にわたり高難度手技も多く存在し、診断・治療困難症例、手技中のトラブルに遭遇した際には、その状況を克服するために様々なテクニックやデバイスに関する知識の引き出しを持っておくことが重要である。本シンポジウムでは、診断や治療に難渋した症例の経験や、新規モダリティや他の検査法との比較、また、そのような症例への診断・治療アプローチなど、各施設のとっておきのエッセンスが詰まった演題を募集する。ただし希少疾患診断例などはビデオなしでも可とする。

会長からのメッセージ
 本ビデオセッションはFresh Endoscopist Session、Young Endoscopist Sessionとは別に優秀演題の表彰を検討しています。6年目以上の先生で我こそはという演題がありましたら奮って登録をお願いします。

〈ワークショップ〉(公募)
炎症性腸疾患診療における内視鏡検査の現況と展望

司会 深田 憲将(関西医科大学附属病院 消化器肝臓内科)
   守屋  圭(奈良県総合医療センター 消化器内科)

 潰瘍性大腸炎やクローン病など炎症性腸疾患(IBD)における内視鏡検査の重要性は、これまでたびたび検討されてきている。診断の確定に際しては必須の検査であり、治療効果の確認に加えて、治療変更の決定や新規治療を開始する際にも重要である。事実、診断時には感染症やその他の腸炎に加えて腫瘍との鑑別が困難な症例も存在する。また、治療効果判定には、カルプロテクチンおよびロイシンリッチα2グリコプロテインなどのバイオマーカーと内視鏡検査の双方の位置づけも次第に明らかにされつつあるが、未だ十分とは言えない。さらに、腫瘍発見時における内視鏡治療のあり方やクローン病におけるバルーン拡張術に関しても解決すべき課題が残されている。本セッションでは多数例での解析に限らず、診断に苦慮した症例や少数例での検討など、各施設でのIBDに対する現況と課題を議論し、IBD診療のすそ野を拡げられるようなワークショップとしたい。

〈ワークショップ〉(公募)
胆道内視鏡の現況と展望

司会 糸永 昌弘(和歌山県立医科大学 第二内科)
   小倉  健(大阪医科薬科大学 第二内科)

 近年、胆道内視鏡による診断や治療は飛躍的な進歩を遂げている。ERCP関連手技では、デジタル型胆道内視鏡を用いた診断、胆管内ラジオ波焼灼術、小腸内視鏡を用いた術後再建腸管症例に対する診断・治療などが報告されている。また、悪性胆道閉塞のみならず、良性疾患に対してもEUS-BDを中心としたEUS関連手技が行われ、安全性が確立しつつある。一方で、ERCPにおける胆管挿管や胆汁・膵液細胞診採取の工夫、良悪性胆道閉塞に対する至適ドレナージ方法の選択など、従来からの基本的技術の改良や若手医師への教育方法なども依然として重要な課題である。本セッションでは、各施設における胆道内視鏡の工夫や現状、臨床成績を提示頂き、課題と今後の展望について有意義な討論の場としたい。少数症例でも独創的な工夫や手技の紹介など大いに歓迎する。

〈ワークショップ〉(公募)
消化管腫瘍に対する内視鏡診療の現況と展望

司会 吉崎 哲也(神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野)
   山階  武(関西医科大学総合医療センター)

 消化管腫瘍に対する内視鏡機器を用いた診断と治療は近年目覚ましい進歩を遂げている。内視鏡診断においては通常光観察はもとより画像強調観察、拡大観察を用いた診断法が広く用いられるようになってきた。さらに今後はAIによる内視鏡診断も期待されている。しかしこれらの診断法を用いた消化管腫瘍に対する拾い上げ診断、範囲診断、深達度診断などについての有用性はいまだ議論の余地が残る。一方で消化管腫瘍に対する内視鏡治療についてはESDが広く普及している。近年はCold snare polypectomyやUnderwater EMRなどの新しい手技も広まりつつあるがこれらの治療法の有用性や限界についてはあまり検討がなされていない。本ワークショップではこれらの内視鏡診療の現況について広く議論し、今後の新たな内視鏡診療の取り組みついても応募を期待したい。

〈一般演題〉(公募)

〈Fresh Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

研修医(卒後2年以内)からの教育的な症例報告

〈Young Endoscopist Session〉(公募、近畿支部奨励賞対象セッション)

専修医(卒後3-5年目迄)からの萌芽的演題(臨床研究・基礎研修・症例報告)

演題応募における倫理審査について

 本学会では、倫理指針(2023年版)及び関連資料等について2022年12月1日に改定し、2023年1月1日施行となりました。
 つきましては、2023年1月以降の演題募集受付(総会(第106回)及び支部例会から対象)から「JGES 演題登録時 Medical ethics 申請(2023年)」 (更新2022年12月1日) ※に基づいてご登録いただきますようお願い申し上げます。
 詳細につきましては近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『倫理審査について』をご参照ください。

日本消化器内視鏡学会近畿支部例会における若手研究者の表彰について

 受賞対象者は、演題発表時に医学部卒後2年以内の『研修医』と卒後3年から5年の『専修医』です。合計5名程度を支部例会当日に選考し、評議員会で報告した上で表彰式にて表彰状と奨励金を授与します。さらに、受賞者は翌年春の日本消化器内視鏡学会総会に招待され、旅費、宿泊費、学会参加費、評議員懇親会費が学会本部から支給されます。
 若手医師が発表する演題を一般演題と区別する必要がありますので、研修医は『Fresh Endoscopist Session』に、また専修医は『Young Endoscopist Session』に応募してください。 それ以外のセッションに応募された演題は選考対象になりませんので、演題申し込みの際には十分ご注意願います。多数の若手医師の応募を期待しています。

利益相反の開示について

 日本消化器内視鏡学会では、平成24年3月1日より、本学会における『臨床研究の利益相反に関する指針及び同細則』を施行しております。近畿支部においても、この指針及び細則が適用されますので、演題を発表される先生は近畿支部ホームページ(https://plaza.umin.ac.jp/jges-kinki/)の『利益相反(COI)について』を参照のうえ、運営事務局への申告書の提出ならびに発表の際の開示をお願いします。

演題登録に関するお問い合わせ先、COI申告書のご提出先

【運営事務局】
株式会社サンプラネット メディカルコンベンションユニット
〒112-0012 東京都文京区大塚3-5-10 住友成泉小石川ビル6階
TEL:03-5940-2614 FAX:03-3942-6396
E-mail:jgeskinki110@sunpla-mcv.com

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